部長Kおすすめの本の中の一冊。
いつも禿頭と眼光ぎらつかせてバリバリに仕事をこなす部長Kだけど、おすすめの本を聞くと以外にも読書家のようでいくつかの本にリストアップして一冊一冊丁寧に説明してくれた。
そのおすすめの数冊のおすすめの中から、過激なタイトルが気になって読んでみたが面白過ぎて一気に読んでしまった。
読書家のおすすめの本にハズレはないですね。
平凡な日本の大学院生古賀研人と、アメリカ人の民間軍事会社の傭兵ジャスティン・イェーガーが主人公。
話は研人の死んだはずの父から届いた不可解なメールから始まっていく。
二人の主人公は常に何かに追われている。
敵、追手、見えないどこかの誰か、タイムリミット、・・・(サスペンスだから?)
見える何かに追われるのはまだ分かりやすい怖さがあるけど、目には見えない大きな力を持った何かに追われるのが終始不気味な雰囲気を醸し出していてとてもよかった。
インターネット上の通信や行動が知らず知らずのうちに監視され、人知を超えた存在に全てがコントロールされているような不気味な感覚。
作中は解像度が高めの暴力描写が多くて、胸糞な展開も多いので気を付けてください。
そちらの方面には明るくないので一部の科学的な説明はさっぱりわかりませんでしたが難しい文章が出てきますが話の大筋にはあまり影響が無いのでなんとなくので理解で問題なく読み進められすごくおもしろかった一冊です。
ブックオフで200円程度で購入できるので気になったら是非読んでみてください。